盗作者を擁護する匿名たち
笛育市更新日記の唐沢俊一さん盗作問題ウォッチャーに「擁護くんがゆく!」というコーナーが新設された。
「自ブログやホームページで唐沢俊一さんの擁護発言を書く人がほとんどいないので、こちらで2ちゃんねるや漫棚通信ブログ版コメント欄などに出没する擁護発言をピックアップしていく」という斬新な企画。
収集された唐沢擁護意見を眺めると匿名の擁護者たちにはいくつかの特徴がある。居丈高、粗野、横柄、没論理、知ったかぶり、盗作被害者を攻撃する、等々。そしてそれらは、誰かさんとの共通点でもある。大変面白い現象である。
きっこの日記がドロボー作家を批判
「きっこの日記」が1月6日の日記でドロボー作家の悪質な盗作と被害者(漫棚通信)へのひどい対応を批判し、「皆さん、「漫棚通信ブログ」を読んでください。」と漫棚通信にリンクをはった。
ドロボー作家の名前は書いてない。
誰のことなのか首をひねっていたら、残念なことにその日記は7日午後に削除されてしまった。
「厚顔無恥なドロボー作家」とは誰のことだったのだろう?
グーグルのキャッシュにはまだ残っている。それを引用して、ドロボー作家とは誰のことなのかゆっくり考えてみたい。
新年早々、未だかつてない大規模な「ネット戦争」が勃発しました。
コトの起こりは、他人の書いた原稿や一般人のブログのエントリーを無断で盗み、あたかも自分が調べた知識のごとくそれを原稿に丸写しして、金儲けもをしている厚顔無恥なドロボー作家がいたところから始まります。
そのドロボー作家は、マニアに絶大な人気を誇る「漫棚通信ブログ」の記事を丸ごと盗み、それを自分の原稿として、平然と出版しました。
そして、そのことを「漫棚通信ブログ」の運営者から指摘されたら、逆ギレして、まるでアベシンゾーのように、トンチンカンな行動に出たのです。
インターネットを活用している皆さん、これほど恥知らずな異常者を野放しにしていたら、ネット上の常識や著作権など全く無くなってしまい、この国は中国と同じ「他人の著作を盗み放題の蛮国」になってしまいます。
皆さん、「漫棚通信ブログ」を読んでください。
「漫棚通信ブログ」
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_3df8.html
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(上に引用したグーグルのキャッシュは、きっこの日記が当該日記を再度公開した際には削除するかもしれません。)
ところで、2ちゃんねるの唐沢俊一スレでなぜかきっこの日記が話題になっている。
- 684 :無名草子さん:2008/01/07(月) 21:27:31
- おーい、きっこの日記の唐沢の記事また削除されてるぞーw
みんな全力で保存しておけ!!
http://72.14.235.104/search?q=cache:lFY8RbwlSWgJ:kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/01/post_05ab.html+http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2008/01/post_05ab.html&hl=ja&ct=clnk&cd=1&gl=jp&client=firefox
盗作が発覚した直後にも批判記事書いて即効で削除してたよな。きっこ。
- 698 :無名草子さん:2008/01/07(月) 23:01:17
- きっこの日記の唐沢批判記事が削除されたのは2度目。
1度目は、漫棚からの盗作発覚直後2007/06/11付の記事。
2度目は、今回2008/01/06付。
まあ法的手段に出るとでもチラつかせたんだろうなあ。
こういうことをやると、どんどん火が大きくなることがわからんのかハゲは。
- 709 :無名草子さん:2008/01/08(火) 00:12:24
- >>702 は「異常者」あたりが突っ込まれドコロだったのかな。
次はもっと穏当な発言で、削除要請しにくいものを望むw >きっこ
「異常者」その他、表現がまずいのならその箇所を修正すればいい。ドロボーは良くないという主張は正しいのだから。全削除してしまったのは、よほどの事情があるんだろうか。
ぜひ、もう一度ドロボー作家のことを取り上げてほしい。どこからも文句のつけようがない形で、ドロボーの名前を伏せずに。名前を書いてくれないと誰のことだかわからないよ。
知泉氏が唐沢盗作に言及
雑学庫知泉の杉村氏がメルマガ最新号(12/28)で唐沢俊一盗作事件に言及した(文中では固有名詞は伏せている)。
知泉氏は過去に唐沢俊一に多数パクリの被害を受けているが抗議などせず静観していた。しかし、先日刊行された『社会派くんがゆく! 復活編』での唐沢の言い訳(事件顛末記)があまりに卑劣なので(被害者を悪質クレーマー扱いしている)、意見表明を決意したようだ。
淡々と綴られてはいるが、静かな怒りの伝わってくる告発文である。必読。
★雑学大作戦:知泉 No.770(2007/12/28)
告知もかねて一部引用。
※その件が6月頃の話だったのですが、最近はさすがに沈静化してきて、結
局そんな形で終わりですか、と思っていたわけです。
が、この年末になってK氏が出版した単行本の中で、そのブログ盗用事件
の経緯が説明されていたのですが、それがトンデモない物でした。
その単行本に書かれた文章によると、ブログの文章を引用した事に対し、
相手が非常識とも思える要求をしてきた、と言う事になっていて、その文
章を読むと「悪質なクレーマー地雷を踏んでしまい苦慮した」という、盗
用された側が悪役かのような内容になっているのです。
しかも、この件に関して「今回のクレーマーの主張を認めると、今後それ
が慣例化され、同業者が同じような被害にあうことになるので、私がそれ
を阻止したのだ」という内容の文章も書かれていた。
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※いくらなんでもそりゃないだろ、とそれまで静観していたけれど、その一
方的な情報操作の悪質さに憤慨してしまったのだ。
その元ブログの主催者の要求は「無断で内容を盗用し、その文章を改竄し
た物を出版した、という内容の謝罪文を自分のサイトに掲載してくれ」程
度だったのですが、K氏によると「謝罪のレベルを大きく超えた範囲の要
求」をしてきたので交渉が決裂したとなっている。
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※とりあえず盗用に関しては親告罪なので、そのブログ主が裁判でも起こさ
なくては話が進まないんだけど、盗作の常習者、しかも今回は盗作してお
いてその盗作元を悪質なクレーマーとも取れかねない内容の文章を「ネッ
トではなく永遠に残る出版物に掲載」して発表するという方法に出た事に、
憤りを感じてしまったのだ。ネットでの事情をまったく知らない人だって
読む可能性がかなり高い。
漫棚通信氏が唐沢の言い訳に反論
先日刊行された『社会派くんがゆく! 復活編』には盗作事件に関する唐沢の言い訳(事件顛末記)が載っている。
これに対し、被害者である漫棚通信氏がブログで反論した。
- 「無断引用」というおかしな言葉を使っていた(無知を晒していた)のは漫棚通信ではなく唐沢
- 「交渉内容の公開」についての唐沢の非難は虚偽
- 唐沢の言う「過大な要求」は捏造
- 唐沢の言う「引用ミス」(という言い換え)は欺瞞
の4点。冷静な文章で唐沢のウソを撃破。必読。
それにしても「無断引用」に代わる言葉が、「引用ミス」だとはちょっとあきれましたね。
今回の唐沢俊一氏の行為は、(1)ネット上の文章をコピペして、(2)文末をちょちょいと変更して、(3)自分の名前で発表したものです。これを世間では「引用」とは言わず、「盗作」「盗用」と呼びます。
事件顛末記の評判
12月新刊の『社会派くんがゆく!復活編』に『新・UFO入門』事件顛末記が掲載されている件(23日のエントリー参照)について、ばるぼら氏と藤岡真氏が言及している。
- ネット上の文章の盗用問題:『新・UFO入門』(唐沢俊一著)を巡って (追記:状況(12/23)にて)
- ミステリー作家・藤岡真のみのほど知らずの、なんでも評論 (唐沢俊一の華麗なる世界(2007/12/22)にて)
ばるぼら氏のページは漫棚通信ブログ版盗作事件の検証サイトで、参考リンクも充実している。必読。
藤岡真氏のページは新しいコラムが追加されると古いものから過去ページに移動するスタイルなので、いずれ上のリンクでは読めなくなる。現在もっとも古いもので今年1月分なのであと1年程度は残ると思うが。