人間の目は0.003秒よりも速く消えるものは見ることができない


497 :無名草子さん:2007/12/23(日) 20:00:11
『トンデモ一行知識の世界』 P.187の欄外
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・人間の目は0.003秒よりも速く消えるものは見ることができない。
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×0.003秒 ○0.1秒 「見ることができない」というより「認識することができない」?
0.03秒はサブリミナル効果の数値 (と言っていいのか?) だけど、さらにその 1/10 なのね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/サブリミナル
>外界から入力された視覚的情報は、諸々の神経伝導路を経て大脳皮質の視覚野で知覚される。
>この伝導にかかる時間はおよそ0.1秒である。また大脳皮質の視覚野の時間的な二点弁別能も
>およそ0.1秒であり、それより短い時間で完結した現象は不正確にしか認識することができない
>とされる。一方、サブリミナル効果を与える時間はおよそ0.03秒である。0.1秒よりも短い
>0.03秒では大脳皮質視覚野が感知することのできる閾値を下回っており、サブリミナル効果
>その意図した通りに認識することは原理上不可能であると考えられている。

0.017 秒もあれば「何か表示された」ぐらいは認識できると主張する映像関係者の人も
いるけど、0.003 秒だと、その 1/5 以下だし。(しかし、この元ネタの実験は意味不明w)。

http://slashdot.jp/science/article.pl?sid=07/04/13/1021249
>17ms=1/60秒もあれば、かなりの人が「何か表示された」ぐらいは認識できると思います。

0.003秒ネタ (2003年だから、これのことではないはず):
http://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_today/vol03_05/vol03_05_topics/vol03_05_topics.html
> 観察距離が1メートルの時、音が3ミリ秒程度光より遅れて呈示されると、被験者は音と光が
>同時に呈示されたと感じた。ところが、観察距離を長くするにつれて、音がより遅れて呈示
>された時に同時と判断するようになった(図3)。興味深いことに、観察距離を1メートル
>長くするたびに音を3ミリ秒だけ遅らせて呈示すると、被験者は同時に呈示されたと判断した。
>これは、音が大気中で1メートル進むのに約3ミリ秒かかることと極めて良く対応している。